📌 この記事のまとめ
- 繰り上げ返済は早いほど利息削減効果が大きい(元金が早く減るため)
- 利息節約なら「期間短縮型」、月々を楽にするなら「返済額軽減型」
- 住宅ローン控除期間(13年)中は繰り上げを急がない方が得な場合がある
- 低金利時代は「繰り上げ vs 投資」の比較が重要
繰り上げ返済の2タイプ
| 期間短縮型 | 返済額軽減型 | |
|---|---|---|
| 効果 | 返済期間が短くなる | 毎月の返済額が下がる |
| 利息削減 | 大きい | 中程度 |
| 向いている人 | 総額を減らしたい・定年前完済したい | 月々の家計を楽にしたい |
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「早いほど得」を数字で確認
3,000万円・35年・金利0.7%のローンで、100万円を繰り上げ返済(期間短縮型)した場合の利息削減効果。
| 実行タイミング | 削減利息 | 短縮期間 |
|---|---|---|
| 返済1年目 | 約23万円 | 約14ヶ月 |
| 返済10年目 | 約16万円 | 約12ヶ月 |
| 返済20年目 | 約8万円 | 約11ヶ月 |
同じ100万円でも、早く実行するほど削減できる利息が大きいことがわかります。
ただし住宅ローン控除期間は別の判断
⚠️ 控除期間中の繰り上げは「逆効果」になることも
住宅ローン控除は年末残高×0.7%が戻ります。残高を減らすと控除額も減るため、ローン金利(例0.7%)と控除率(0.7%)が拮抗する間は、繰り上げのメリットが相殺されます。控除期間(13年)が終わってから繰り上げる戦略が合理的なケースが多いです。
繰り上げ返済 vs 投資
手元資金の使い道として、繰り上げ返済と投資のどちらが有利かは金利とリターン次第です。
| 状況 | 有利な選択 |
|---|---|
| ローン金利0.7% < 投資期待リターン5% | 投資が有利(理論上) |
| ローン金利が2%超に上昇 | 繰り上げ返済が有利に傾く |
| リスクを取りたくない・確実性重視 | 繰り上げ返済(無リスクで利息確定削減) |
✅ 実践的な順序
① 生活防衛資金(生活費6ヶ月〜1年)を確保 → ② 控除期間中は投資・貯蓄を優先 → ③ 控除終了後にまとまった繰り上げ返済 → ④ 定年前の完済を目指す。手元資金をゼロにする繰り上げは禁物。